- GV-USB2ってどうなの?
- GV-USB2の使い方を知りたい
最新のゲーム機で録画・配信するのも良いんですが、ふとしたときにやりたくなるのがレトロゲームです。僕もみんながPS4で遊んでいるときにスーパーファミコンのソフトを配信していました。
そんなとき困るのがキャプチャーボード。HDMI端子などに対応しているキャプチャーボードは逆にコンポジット端子に対応してない場合がほとんどなんですね。
じゃあどうするかというと、昔のゲーム機に標準搭載されているコンポジット接続ができるキャプチャーボードを探すことになるんですが、ここで出てくるのがGV-USB2なんです。
PS3以前のゲーム機は大体コンポジット端子で接続していたのでこれひとつ持っておけばPS2もゲームキューブもスーパーファミコンだってパソコンに映し出すことができます。
ということで本記事では、ゲーム配信者ならば1台は持っておきたいGV-USB2の機能や性能、使い方から実際に録画・配信する方法をご紹介します。
レトロゲームを配信しているほとんどの人はこのGV-USB2を使っているんじゃないかというぐらい圧倒的におすすめなので購入を検討している人はそのまま買ってしまいましょう。
目次
GV-USB2の機能や性能
まず、GV-USB2の基本的な部分である機能や性能といったところをご紹介します。この製品の何が良いって値段が安いのに丈夫で、コンパクトなんですよね。
レトロゲーム用のキャプチャーボードといえど精密機器ですから、接続不良や故障を起こされるリスクは考えられるわけですが、こちらとしては何十分、何時間も録画・配信してるのでトラブルにはなるべく遭遇したくない。
そんな悩みを解決してくれるのがこのGV-USB2だったりします。
基本情報
接続方式 | USB2 |
エンコードタイプ | ソフトウェアエンコード |
ビデオ入力端子 | コンポジット端子、S端子 |
対応OS | Windows10/8.1/8/7/Vista/xp |
画質について
GV-USB2はコンポジット接続になるとで最大の解像度は480iになります。現在主流の1080pと比べるとかなり画質は落ちることになりますが、コンポジット接続のレトロゲームはこれがスタンダードだったのでこれ以上の画質で楽しむことは難しいです。
一応S端子で接続することで多少色のにじみが減って見え方は改善しますが、画質自体は変わりません。
遅延について
GV-USB2もキャプチャーボードなのでどうしても遅延は発生してしまうのですが、僕の環境ではそれほど大きな遅延は感じることなく、ロックマンシリーズのようなアクションゲームもPC画面を見ながらクリアできました。
もしこの遅延を完全に0にしたい場合は、分配AVケーブルを使ってもう一台のTVにゲーム画面を出力することで解決できます。個人的にはそこまで必要はないかなーといったところなので、ほとんどの人は分配AVケーブルまでは必要ないと思います。
GV-USB2が対応しているゲーム機
GV-USB2が対応しているゲームは下記の通りです。
PS3 | |
PS2 | |
PS | |
WiiU | |
Wii | |
ゲームキューブ | |
64 | |
SFC | |
PSP |
最新のゲーム機であるPS4やSwitchはHDMIでの接続が必要になるのでGV-USB2では画面を映し出すことができません。
なのでゲーム機を基準としたキャプチャーボードの使い分けは、PS3以前のゲーム機ならばGV-USB2、SwitchやPS4であればHDMI端子に対応しているキャプチャーボードと考えればいいですね。
GV-USB2を使ってゲームを録画・配信する
それでは、実際にGV-USB2を使ってゲーム画面をパソコンに映し出して録画・配信をしてみましょう。おおまかな流れとしては下記の通りです。
- ドライバをインストールする
- 付属ソフトで確認する
- キャプチャーソフトに出力する
- 録画ソフトでゲーム画面をキャプチャーする
- 配信ソフトでゲーム画面をキャプチャーする
GV-USB2には付属ソフトとしてLightCaptureというキャプチャーソフトが付属していますが、使いづらさがあるため別途キャプチャーソフトを準備しておくことがおすすめです。
ドライバーをインストールする
GV-USB2をパソコンに接続してゲーム画面を映し出すにはドライバーをインストールする必要があります。製品をパソコンに接続しただけでは映らないので注意です。
ドライバーのインストール方法は下記の通りです。
- I-O DATA公式サイトにアクセス
- OSを選択(Windows10など)
- ダウンロード
- 「gvusb2_111.exe」を起動
- 「GVUSB2.exe」を起動
- 「ドライバインストール」をクリック
付属のキャプチャーソフトで確認する
続いて付属のキャプチャーソフトもインストールしておきます。ドライバーをインストールしたボタンの隣にあったLightCaptureをクリックしてダウンロードしておきます。
その後の流れは下記の通り。
- ゲーム機とGV-USB2を接続
- パソコンのUSB端子にGV-USB2を接続
- LightCaptureを起動
- ゲーム機の電源を入れる
問題がなければこの時点でゲーム画面がLightCaptureに映り、BGMも聞こえてきたはずです。
ゲーム機がPS3の場合は、解像度をキャプチャーボードの出力と合わせなければ映らないので注意です。
もしPS3の画面を出力する場合は、PS3起動時に5秒以上電源を押し続けてから起動させてください。ピッと音が鳴って起動したらOKです。
付属のキャプチャーソフトで接続を確認できたら、もう使う必要はないので削除してしまっても大丈夫です。
OBSに出力する
GV-USB2でキャプチャーした画面を録画する方法はいろいろとありますが、今回はOBSに直接出力してみたいと思います。
OBSはゲーム画面を無料で録画・配信できる人気のツールです。
GV-USB2のよくある質問
GV-USB2のよくある質問をまとめてみました。
ゲーム画面が映らない
ゲームの画面が映らないときは下記のような原因が考えられます。
- 解像度の設定が間違っている
- コードのどこかが接続不良になっている
- 初期不良
PS3の場合は、解像度の設定が間違っていることが理由でゲームの画面が映らないことがあります。PS3の場合は電源をつけるときに5秒以上長押しをしましょう。
また、キャプチャーソフト側の設定で映像フォーマットの選択が誤っていることもあります。GV-USB2がちゃんと認識されているか確認しましょう。
TVに映して分配したい
GV-USB2自体にはパススルー機能は搭載されていませんが、分配ケーブルを利用することによってTVとパソコンの両方に出力することができます。
分配ケーブルはGV-USB2には付属していないため別途購入が必要となります。接続自体はシンプルですが、もともと1つに出力するものを強制的に分配するので少し画質の劣化がみられます。
16:9で出力したい
GV-USB2が対応しているコンポジット接続のゲームは4:3が基本ですが、PS3のゲームを取り込むときに16:9に設定することができます。
方法としては簡単で、アマレコTVをキャプチャーソフトとして利用している場合、
- PS3の設定から出力設定を16:9に変更
- アマレコTV側の設定画面からアスペクト比を16:9に変更
GV-USB2のまとめ
最新のゲームもいいんですが、20年前に発売されたソフトでも面白いものが多いんです。そしてほとんどは安価で手に入る。そんなときにひとつ持っておけば大活躍してくれるのがGV-USB2なのです。
使い方もシンプルで故障も少ない。値段も安い。唯一心配なのがいつまで販売し続けてくれるのか、というところなので、いま使っているものが壊れたとしても買い直せるようにずっと販売していてほしいですね・・・。
いまのうちにもうひとつ予備を買っておこうかな。