Apple Watchの新型となる「Apple Watch Series 4」が2018年9月21日に発売されてからしばらく経過しまして、先駆者たちのレビューも揃ってきた頃かと思います。
ざっと検索してみると概ね高評価。
ただ、特別最新ガジェット好きではない一般の人たちの中では、iPhoneXSやiPhoneXRの話はチラホラ聞こえてくるのですが、「Apple Watch Series 4」についてはそこまで盛り上がってはないようです。
個人的には「Apple Watch Series 3」のレベルでかなり満足しているので、ある意味大衆化しきっていない「Apple Watch」の少数派のような状況は、変に被ったりしないこともあり好ましかったりしますが。
とはいえ、「Apple Watch Series 3」のタイミングで購入していない方も多くいるでしょうし、iPhone、iPad、AirPodsを所有されていて、ついに「Apple Watch」の購入を検討されている場合もあるでしょう。
今回は、「Apple Watch Series 4」の性能で気になる部分を「Apple Watch Series 3」と比較しながら購入するに値するものなのか確認していきたいと思います。
私のように「Apple Watch Series 3」を所有していて、「Apple Watch Series 4」への買い替えを検討している方も是非参考にしてみてくださいね。
目次
- Apple Watch Series 3とSeries 4の比較:金額
- Apple Watch Series 3とSeries 4の比較:画面の大きさ
- Apple Watch Series 3とSeries 4の比較:厚さと重量
- Apple Watch Series 3とSeries 4の比較:CPU
- Apple Watch Series 3とSeries 4の比較:電気心拍センサー
- Apple Watch Series 3とSeries 4の比較:転倒検出
- Apple Watch Series 3とSeries 4の比較:デザイン
- Apple Watch Series 3とSeries 4の比較:容量
- Apple Watchの賢い購入方法:Apple ショッピングローン
- まとめ:Apple Watch Series 3からSeries 4へ買い換える必要はない
Apple Watch Series 3とSeries 4の比較:金額
まずは、気になる金額の比較からいきましょう。
Apple Watch Series 4 | Apple Watch Series 3 | ||
GPS + Cellular | GPS | GPS + Cellular | GPS |
56,800円(税別) | 45,800円(税別) | 42,800円(税別) | 31,800円(税別) |
「Apple Watch Series 4」と「Apple Watch Series 3」との価格差は「GPS + Cellular」と「GPS」モデルどちらも14,000円。
正直なところこの価格であれば、「Apple Watch Series 4」に機能的な魅力を感じなければ「Apple Watch Series 3」を購入してしまいそうですね。スマートフォンも新型が発売されるたびに価格も上昇を続けていますが、このインフレーションが留まるタイミングはやってくるのでしょうか。
Apple Watch Series 3とSeries 4の比較:画面の大きさ
Apple Watch Series 4 | Apple Watch Series 3 | ||
44mmケース | 40mmケース | 42mmケース | 38mmケース |
977m㎡ | 759m㎡ | 740m㎡ | 563m㎡ |
これには驚きました。現在私は「Apple Watch Series 3」の42mmケースのものを使っているのですが、表示領域が「Apple Watch Series 4」の40mmケースの方が大きい。
驚きのあまりAppleストアでデモ機を確認しにいったのですが、実物だとより画面の大きさを実感できました。
正直なところ「Apple Watch Series 3」42mmケースでも画面をタッチするには小さく誤操作してしまったり、思い通りに押せないときもあったりします。
余談ですが「Apple Watch」には手首検出のシステムが搭載されています。この機能のメインはセキュリティ関連で活躍するのですが、簡単に説明すると使用者本人が自分の「Apple Watch」を手首から外した状態になるとロックされ、装着すると自動的にロックが解除されます。
「Apple Watch」は腕時計といえど、Suicaのような電子マネーやクレジットカードを使用出来ますので、セキュリティは重要となります。
ただこの手首検出、なかなか判定がシビアでして、手首に装着しているのにも関わらず認識してくれず、パスコード入力が求められることがそれなりの頻度で発生します。
すると指先で「Apple Watch」の画面をタッチする必要が出てくるわけです。
すなわち、購入する前に実機デモなどで指先で「Apple Watch」の画面をタッチするのに支障はないか確認することは非常に重要ですので、どの画面の大きさを購入するか迷っている方は選定のポイントとしてチェックしてみてください。
Apple Watch Series 3とSeries 4の比較:厚さと重量
Apple Watch Series 4 | Apple Watch Series 3 | |||
44mmケース | 40mmケース | 42mmケース | 38mmケース | |
厚さ | 10.7mm | 11.4mm | ||
重量(アルミ) | 36.7g | 30.1g | 34.9g | 26.7g |
厚みもテレビやパソコンは年々薄くなっていますが、「Apple Watch」も同様のようです。0.9mmの違いがどれほど違うのかというと、横に並べて初めて分かる程度でしょう。
初代「Apple Watch」の厚さは10.5mmだったので、初期からのユーザーは懐かしい厚みかもしれませんね。
重量は若干増えていますが、コチラも特別な違和感を感じることはないでしょう。
Apple Watch Series 3とSeries 4の比較:CPU
「Apple Watch Series 4」は64ビットデュアルコアS4プロセッサが搭載されており、「Apple Watch Series 3」と比べて最大2倍高速化されています。
ここも実機デモで確認出来るのですが、タッチの反応やアプリの起動、画面の切り替えが「Apple Watch Series 3」と比べると気持ちいいほどスムーズに動きます。
Apple Watch Series 3とSeries 4の比較:電気心拍センサー
今回「Apple Watch Series 4」の目玉機能がこの「電気心拍センサー」。今までの「Apple Watch」では心拍数を計測することはできましたが、心電図も作成できるようになりました。
しかしこの機能、現在日本では対応していません。
ハード的には心電図を計測出来るようにはなっているようですが、対応するアプリが日本ではリリースされていません。
▼詳しくまとめられているサイトがあります。
Apple Watch Series 3とSeries 4の比較:転倒検出
「Apple Watch Series 4」から新たに搭載される転倒検出機能。
Apple Watch Series 4 は、激しく転倒した場合にそのことを検知し、手首を叩いてくれるほか、警告音を鳴らし、画面にメッセージを表示してくれます。そのまま緊急通報サービスに連絡するか、または「転びましたが大丈夫です」をタップするか、下にスクロールしてから「転んでいません」をタップして通知を閉じるかを選択できます。
いままではスマートウォッチの「日常の便利さ」としての側面を重要視しがちでしたが、ヘルスケア(健康管理)の機能がかなり充実しており、体の状態を管理するために「Apple Watch」を装着するという将来的な普及の仕方の可能性が見えます。
このヘルスケア(健康管理)でいえば、国内で問題視されている少子高齢化社会において、お年寄りだからこそ「Apple Watch」を日常的に着けるべきなのではないでしょうか。
なにかあった時にすぐさま緊急連絡を自動的にしてくれるシステムは介護・福祉業界 で導入を検討するに値する機能だと思います。
Apple Watch Series 3とSeries 4の比較:デザイン
私が所有しているのは「Apple Watch Series 3 GPSモデル」。さらにいえば、Nike+のモデルなので、アルミニウムケースです。
スポーツ以外の日常使いをしていると、ステンレススチールケースがとても羨ましくなってくるのは私だけではないはず。
現在では、Appleストアから購入できる純正バンドでも何種類かステンレスバンドが発売されていますが、サードパーティ製のバラエティも豊富になってきており、安価に手に入れることが出来ます。
若干ですが、アルミニウムケースにステンレスバンドを装着するとちょっと安っぽく見えてしまうんですよね。
かといって、ステンレススチールである「GPS+Cellularモデル 40mm」に74,800円(税別)はなかなか手が出せない…
ベルトをミラネーゼループにすると85,800円(税別)。
たしかに格好いいのですが、Cellularモデルに魅力を感じないんですよね。iPhoneが手元になくてApple Watchのみ持っている状況がなかなか想像できません…。
Apple Watch Series 3とSeries 4の比較:容量
Apple Watch Series 4 | Apple Watch Series 3 | |
GPS+Cellular、GPS | GPS+Cellular | GPS |
16GB | 16GB | 8GB |
しれっと「Apple Watch Series 4」ではGPSモデルでも容量が16GBに増量されています。「Apple Watch」の容量を一体何に使うのかと言うと、専用アプリはもちろんですが、音楽を「Apple Watch」に保存するこが出来るんです。
この機能が結構便利でして、ランニングをするするときにBluetooth対応のイヤホンさえ持っていればiPhoneを携帯することなく音楽を聞くことが出来る。
iPodのように音楽を「Apple Watch」ストレージに保存して楽しむのであれば、8GBでは少々心もとないので、16GBに増量されたのは大きなメリットと言えるでしょう。
Apple Watchの賢い購入方法:Apple ショッピングローン
お好きなApple製品を最大24か月、分割金利0%で購入できます。
2018年12月31日まで、30,000円(税込)以上の購入で利用できます。
まずは製品をお選びいただき、その後ご注文手続きの際にローンをお申し込みください。お近くのApple Storeでもお申し込みできます。
引用:Apple公式サイト
Apple製品を金利無料で最大24回払いで購入できることをご存知でしょうか。何かしらのApple製品を購入するとなれば、税込み30,000円以上は軽く超えてしまうため、ある意味オプション製品以外のほぼすべてが対象となります。
もちろんショッピングローンですから、審査に通過しなければ利用することは出来ませんが、金利なしで月々の支払いを少ない額に抑えることが出来るのは大きなメリットといえます。
ここでは、詳しい手続きの方法については省略させて頂きますが、Apple公式サイトにも詳しく掲載されていますので、是非活用してみてください。
まとめ:Apple Watch Series 3からSeries 4へ買い換える必要はない
さて、今回は「Apple Watch Series 4」と「Apple Watch Series 3」について気になる部分を比較してみました。
「Apple Watch Series 4」は様々な部分でアップデートされていますが、「Apple Watch Series 3」を所有している私にとっては、買い換えるほどの魅力は感じられませんでした。
というのも現在の「Apple Watch Series 3」での満足度がかなり高く、不満に思うところや改善してほしいところがほとんど思いつかないからです。
そんな気持ちを凌駕するほどの機能的な魅力が「Apple Watch Series 4」に搭載されていたら考えは変わっていたかもしれませんが、残念ながら今回は見送りという判断になりました。
しかしながら、「Apple Watch」はまだまだ発展途上な印象があります。後継機で日常がさらに便利になっていくのか、はたまたヘルスケア(健康管理)にかなり尖った製品となるのか分かりませんが、今回の「Apple Watch Series 4」の発表にはかなりワクワクさせられました。
私個人的にApple製品のなかでは「Apple Watch」の将来性に1番期待をしています。
参考リンク
Apple Watchは本当に便利なのか…と思ったことはありませんか?半年以上毎日使っている筆者が必要性について考えてみました。
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