ゲーム実況や配信をするためにはキャプチャーボードが必要になることがあります。
ほとんどのゲーム機はキャプチャーボードがないとPCに出力することができないため、ゲーム実況や配信は不可能です。つまり、ゲーム機のソフトを録画や配信をする場合にはキャプチャーボードは不可欠なのですね。
ここでは、キャプチャーボードとはいったい何なのか、なぜ必要なのか、といったところにフォーカスを当てて解説していきます。
目次
キャプチャーボードとは
キャプチャーボードとは、通常TVに映し出すように作られているゲーム機の映像をPCに出力させるためのデバイスのことを指します。
勘違いされやすいのですが、ゲーム機をHDMIなどのケーブルで直接PCに接続してもゲーム画面は映りません。この解決策としてあるのがキャプチャーボードです。ゲーム機とPCの間にキャプチャーボードを接続することでPCにゲーム画面を出力することができます。
下記のようなことをやりたい場合、キャプチャーボードが必要になります。
- ゲーム画面をPCに移したい
- ゲーム画面をPCで録画して動画を作りたい
- 据え置きゲームのゲーム配信をしたい
PCに出力ができないゲーム機
キャプチャーボードによって対応しているゲーム機が異なるため購入前にしっかりと確認して置く必要があります。また、ゲーム機によってはキャプチャーボードを使ってもPCに接続できないものもあります。
たとえば下記のゲーム機は他のゲーム機と同じようにキャプチャーボードに接続したとしてもPCの画面に出力することができないため注意が必要です。
- Switch Lite
- DS、3DS
- PS Vita
- GB
3DSやPS Vitaについては本体を改造することでPCにゲーム画面を映し出すことができます。3DSで録画・配信する方法については下記のページに詳しく紹介しています。
キャプチャーボードでできること
キャプチャーボードがあれば次のようなことができるようになります。
- ゲーム画面をPCに映し出す
- ゲームを録画して実況をする
- ゲームのライブ配信をする
PS5やSwitchのゲームをYouTubeなどの動画配信サイトでゲームの実況や配信をしている方のほとんどは、キャプチャーボードを利用しています。
ゲーム画面をPCに映し出す
キャプチャーボードを使うことで、PCにゲーム画面を出力することができます。TVに映し出しているのとまったく同じ映像・音声で出力できるので、YouTubeなどのゲーム実況やゲーム配信はこのPCに映し出されたゲーム画面を録画・ライブ配信しています。
ゲームを録画して実況をする
PCに映し出されたゲーム画面は録画することができます。このとき、PCにマイクも接続することでゲームの映像に声を入れる実況動画も作成可能です。動画に自分の声を入れる場合は、別で収録をして編集時に後で追加することもできます。
ゲームのライブ配信をする
ゲーム画面をPCに映し出すことができればライブ配信もできるようになります。PCの画面上に映し出されている映像や音声をOBS Studioなどの配信ソフトを利用してYouTubeやTwichなどの動画配信サイトでライブ配信が可能です。
キャプチャーボードがいらない場合
キャプチャーボードはゲーム実況やライブ配信をするときに必ず必要というわけではありません。
たとえば、PCゲームは画面上に映っている映像を録画・配信すれば良いので、キャプチャーボードは必要ありません。
また、スマホゲームの場合もアプリを使ってPC側へミラーリングができればキャプチャーボードがなくても録画・配信が可能です。
ゲーム機のシェア機能と比較してどう?
PS4などゲーム機にあらかじめ搭載されているシェア機能を利用することで簡単にライブ配信をおこなうことができます。
ただ、この場合、配信禁止区域が設定されていたり、コメントの確認や追加でBGMなどをのせることが難しかったりとキャプチャーボードを利用した場合と比べると制限が多くなります。
YouTubeやTwichでライブ配信しているストリーマーのほとんどはシェア機能は使ってないことからもPCを使った配信の方がおすすめです。
キャプチャーボードの価格帯やおすすめ
最もよく使われているキャプチャーボードの価格帯は2万円前後です。キャプチャーボードと一口にいっても数多くありますが、購入前に確認しておくべきポイントがあります。
- 録画・配信したいゲーム機に対応しているか
- 遅延対策がおこなわれているか
- ノートPCの場合はUSB接続タイプにする
キャプチャーボードによって対応している接続端子が異なるため録画・配信をあらかじめ想定しているゲーム機が問題なく出力できるかどうかを確認しておくことは重要です。
もしPS5やSwitchなど最新のゲーム機の録画・配信を考えている場合は下記のキャプチャーボードがおすすめです。
- GC550 PLUS
- HD60 S
- GV USB3
さらに詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
まとめ
ゲーム機の実況・配信にはキャプチャーボードは欠かせません。ただ、価格もそこそこするので購入前にある程度下調べをしておくことが重要です。キャプチャーボードによりますが基本的に使い方自体はシンプルなのでPCの周辺機器について詳しくない方でもそこまで心配する必要はないと思います。