ワイヤレスのゲーミングマウスといえば、世界中から圧倒的な人気を誇るゲーミングマウスがLogicoolのG PRO Wirelessです。
注目すべきはその軽さと誰の手にもフィットする万能なデザインです。ワイヤレスゲーミングマウスというとバッテリーが内蔵されているため、本体の重量がどうしても重くなりがちで、ゲーム中に細かい調整が必要となるFPSなどのシューティングゲームでは人を選ぶものでした。
しかし、このG PRO Wirelessは重さが80gと一般的な有線のゲーミングマウスと同等の重量という驚きの製品です。それだけではなく、左右対称でユーザーの利き手を選ぶことない完成されたデザイン。性能面は世界のeスポーツプレイヤーたちがより高みで戦っていけるようにLogicoolの技術が余す所なく注ぎ込まれています。正直、欠点という欠点がない。
少し値段が高いところ以外は非の打ち所がないので、ワイヤレスゲーミングマウスの購入を検討している人には必ず選択肢に入れていただきたい製品となっています。
というわけで、本記事では世界中のプロゲーマーやストリーマーから圧倒的な人気を誇るLogicoolのG PRO Wirelessのレビューをしていきます。
目次
Logicool G PRO Wirelessレビュー|製品紹介
マウスデザイン | 両利き用 |
有線/無線 | 無線 |
解像度 | 100~25600dpi |
最大トラッキング速度 | 400IPS |
カスタマイズ可能ボタン | 7 |
マウス寸法 | 125(D)×63.5(W)×40.0(H)mm |
本体重量 | 80g |
ケーブル長 | 1.80m |
電池寿命 | デフォルト:48時間 ライティングなし:60時間 |
ソフトウェア | Logitech Gaming Software |
公式サイト | https://gaming.logicool.co.jp/ja-jp/products/gaming-mice/pro-wireless-mouse.910-005865.html |
特徴
まずは、「G PRO Wireless」の特徴を確認しておきましょう。Logicool公式サイトに掲載されている情報によると、
- ロジクール史上最高精度のゲーミングセンサー
- LIGHTSPEEDワイヤレス
- 超軽量
- 4~8個のプログラマブルボタン
- LIGHTSYNC RGB
- オンボードメモリ
- 機械式ボタン テンショニングシステム
- 高い耐久性
このように紹介されておりまして、つまるところ競技用のゲームのために開発された最高峰のワイヤレスゲーミングマウスといったところでしょうか。
50人以上のプロゲーマーの協力を経て2年超の歳月をかけて開発されたといわれているように、FPSなどのゲームをプレイする人たちが欲しいと思う性能や機能は全て揃っている感じです。
ワイヤレスゲーミングマウスといえば「G PRO Wireless」といわれているのはなんとなく知ってはいたのですが、実際に他のゲーミングマウスと比較してみるとその完璧な仕上がりがよく分かります。
簡単なレビューまとめ
僕が実際につかってみたレビューを簡単にまとめておきます。
僕は普段から右利き用のエルゴノミクスマウスである「DeathAdder V2」を使っていることもあって、「G PRO Wireless」をはじめてもったときはイマイチ手にしっくりきませんでした。
このあたりは慣れもあると思うので、両利き用のマウスデザインのゲーミングマウスを普段から使っている人はあまり違和感はないと思います。本当にこのマウスを選ぶポイントはこの自分の手にフィットするかどうかだけですね。
性能も素晴らしく、なおかつコードレスのワイヤレスゲーミングマウスということで他社より圧倒的に優れていると思います。軽量設計のゲーミングマウスが好みの人には断然おすすめです。
また、2020年12月22日にさらに軽量化された63g未満の「PRO X SUPERLIGHT」も発売されたということで、もうわけがわからないですね。軽量系のゲーミングマウスが好みの方は要チェックです。
Logicool G PRO Wirelessレビュー|外観
ワイヤレスゲーミングマウスで気になるところといえば、無線特有の接続障害やラグといった問題ですよね。正直、僕もゲーム中に一瞬でもこの現象が起こってしまうのが嫌で有線のゲーミングマウスを使っていました。
しかしもうこの観点でワイヤレスゲーミングマウスを選ばないというのは古いということですかね。さまざまなレビューを見ていてもそんな話題は一切ないですし、プロゲーマーが競技用のマウスとして使っていることからも明らかですね。
さて、外観としては先ほどの簡単なレビューで少し言及していますが、「G PRO Wireless」は両利き用のワイヤレスゲーミングマウスなので形状が少し特徴的です。奇抜なデザインというわけではなく、持ってみたときにしっくりしないというか。
僕の場合は完全にかぶせ持ち派なので、結構この要素は重要だったりするので、人によっては評価が分かれるポイントだと思っています。
パッケージの見た目
黒で高級感のあるパッケージ。パッケージにも書いてありますが、「G PRO Wireless」は2年間無償保証です。
マウスといっても精密機器ですから、突然故障してしまったりするものです。しっかりと保証してくれるのはユーザーにとってもとても心強い。
付属品
付属品は下記のとおりです。
- LIGHTSPEED USBレシーバー
- USB充電/データケーブル
- レシーバー延長アダプター(オプション)
- サイドボタン(左 x2、右 x2)(オプション)
- ボタンカバー(左 x2、右 x2)(オプション)
- クイックスタートガイド
- 2年間無償保証
サイドボタンを自分の好みに応じてカスタマイズできるのが特徴的です。初期設定では、右手の親指側の2つのボタンは使えるのですが、小指側のボタンはカバーが付いていてクリックできないようになっています。
「USBレシーバー」というのがいわゆるPCのUSBポートに接続してマウスをワイヤレス化させるものなのですが、これを本体内部に収納することができるんです。
これは完全に競技用を意識していますよね。自分の家でしか使わないのであればこの収納スペースを利用することはないと思いますが、オフライン大会などで自分専用のデバイスを持ち運ぶときに活躍してくれます。面白い。というかよく考えられている。こういう小さな配慮がプロゲーマーたちから人気を集めている理由かもしれませんね。
大きさ・持ちやすさ
大きさは一般的なゲーミングマウス程度かなと思います。左右対称ということで利用するユーザーを選ばないのも良い点ですよね。
問題は持ちやすさですが、ここが個人的にはしっくりきていないところです。左右対称ゆえに薬指と小指が少し窮屈な感じです。
また、少し表面がつるりとしているのも人によっては持ちにくさを感じるところかもしれません。手汗の関係もあるので、このあたりは完全に個人の好みによるところが大きいと思いますが、検討している方は一度実物を持ってみることをおすすめします。
ボタン・ホイール
クリック感は結構軽めで連打がしやすそうな印象です。競技系のゲームでは一瞬を争うようなことも多いので、クリックに必要な力が最低限に抑えられていることで抜群の精度を発揮します。
サイドボタンは小さめで、こちらもあまり力を入れることなくクリックすることができます。個人的にはもう少し奥にボタンがあれば押しやすいのですが、このあたりも「G PRO Wireless」を使っていくと次第に慣れてくるところかと思います。
また、サイドボタンはカバーを付けてクリックできないように設定することもできます。ゲームによっては誤クリックしやすかったり、利き手に合わせてサイドボタンをカスタマイズできるのも良いところですね。
Logicool G PRO Wirelessレビュー|専用ソフトの使用感
「G PRO Wireless」の設定については、Logicool公式サイトからダウンロードができる「G HUB」というソフトウェアで調整ができます。
特徴は下記のとおり。
- 各デバイスのカスタムプロファイルを設定できる
- プロファイルをダウンロードできる
- 直観的な操作
なかでもプロゲーマーや人気ストリーマーのプロファイル(デバイスの設定)をダウンロードして利用できるのは面白いですよね。
カスタマイズ
「G HUB」では、ボタンの設定からライティングまで細かいところまですべて設定することができます。
- 光学センサー
- DPI設定
- スクロール
- カーソル速度
- ボタンへのマクロ割り当て
- オンボードメモリ
カスタマイズ性に関しては他のゲーミングマウスと比べて特別秀でているところは特にありません。
とはいえ、ゲームごとに切り替えられるプロファイルなど日常的に使うマウスだからこそこのような機能があるととても便利なので、一回この環境になれてしまうと他のゲーミングマウスが使いづらくなってしまいそうです。
あとは、キーボードやヘッドセット、ウェブカメラまでこの「G HUB」で管理できるのは、さまざまなゲーミングデバイスで支持されているLogicoolらしさがありますね。各デバイスのライティングを一括で管理してカラフルに空間を演出するのは面白いかもしれません。
まとめ
本記事では「Logicool G PRO Wirelessレビュー」について書きました。
あらためて「G PRO Wireless」のレビューをまとめておくと、
「G PRO Wireless」はワイヤレスゲーミングマウスのなかでは間違いなくトップレベルです。性能的にも競技用としてプロゲーマーが満足して使えるところまで突き詰めていますし、G HUBというLogicool専用のソフトウェアを利用したデバイスの管理も素晴らしい。
FPSなど対人系のゲームをやっているとプロゲーマーがどのようなデバイスでプレイしているのか、またどのような設定にしているのか気になるところなのですが、G HUBによってゲームごとの設定をプロファイルとして管理できるのはもちろんのこと、プロゲーマーや人気ストリーマーが作成したプロファイルをダウンロードできるのも良い。
残念ながら他社のワイヤレスゲーミングマウスがこのレベルまできてないので一強となっていてあまり比較ができないのが少し悩ましいのですが、現状ですと検討している方にはおすすめできる製品です。
本体の形状や値段のところで少し気になるところはありますが、とても良いワイヤレスゲーミングマウスでした。
また、同じくLogicoolの無線充電に対応しているゲーミングマウスパッドであるPOWERPLAYとの組み合わせも気になりますね。ワイヤレスゲーミングマウスの最大の欠点ともいえる定期的な充電から解放されてしまうという優れもの。値段も結構しますが、素晴らしいの一言に尽きる。