Appleから初代「Apple Watch」が2015年4月24日に発売されてから3年以上経過しました。
徐々に認知されてきて、町中を歩いていてもApple Watchをつけている人を見かけるようになりました。
そんな私も半年前に「Apple Watch Series 3 GPSモデル(Apple Watch Nike+)」を購入し、メインの腕時計として使用しています。
しかし、正直なところ購入するのにはかなり悩みました。
- 充電が切れたら使い物にならないし、機能的といってもそこまで必要なのか…
- レビューを見ても「買って人生変わりました!」とかお金もらって書いているんじゃないかと思うようなレビューに溢れていて良くわからない…
- 試しに購入できるような値段ではない…
けれども、ちょうど普段使っていた腕時計が壊れてしまい、購入する必要があったので不安ながらもはじめてApple Watchを購入してみました。
半年使ってみた率直な感想…
腕時計として買う必要性はない
その理由を紹介します。
※Apple Watch Series 3 時点でのレビューになりますが、基本的な機能についての意見になりますので、Apple Watch Series 4 の購入を検討している方も参考にしていただけます。
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目次
Apple Watchを買う必要性がない理由まとめ
1.iPhoneからの通知機能はちょっと便利だけど必要ない
Apple Watchには最初から専用アプリが30近くインストールされていまして、これらのアプリがあることによってスマートフォン側に何か通知が来たときにApple Watchにも通知が来て確認できるようになります。
例えば、メールの受信通知や、ラインの受信通知、ツイッターの受信通知、など
そうなのです。最初からインストールされているアプリは基本的にスマートフォン側に入っているものがほとんどなのですが、Apple Watch側で操作することは特になく、通知機能がメイン。
メールやラインなどの通知をリアルタイムで確認できることは結構便利なんですが、画面はそこまで大きくないので最初の一部しか見ることが出来ない。
一応画面をスクロールをすれば読むことは出来ますが、ちっちゃい画面でそんなことするくらいだったらササッとスマートフォンを取り出して確認するほうが早い。
さらにいえば、iPhoneのメール通知と同じタイミングでApple Watchの画面にも表示されるので、iPhoneの設定次第ではまとめて確認しかできません。
とはいえ、LINEなどはすぐに通知されるので仕事ツールとして活用しているシチュエーションを想像してみると、緊急性のある重要な連絡とそうではないものが腕時計の画面にリアルタイムに表示されて、判断ができるというのは便利かもしれません。
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2.ほぼ毎日充電が必要なのは正直面倒
買う前から覚悟していたことですが、Apple Watchには通常の腕時計としては考えられないほどの頻度で充電が必要となります。
iPhoneだって毎日充電しているのだから一緒じゃないかと思えなくもないですが、充電器を必要とする機器がひとつ増えてしまうのは意外と負担になります。
出張や旅行時に持っていかなければいけない充電器がひとつ増える
半年以上使っていて不便に思ったことは、泊りがけの出張時などで充電器を持っていかなければならないこと。
1泊2日ぐらいであれば、充電しなくてもApple Watchは使い続けることは出来るのですが、2~3日以上となるとさすがに充電が必要になります。
Apple Watchの充電器はホテルで貸出していない
iPhoneであれば、たとえ充電器を忘れてしまっていてもホテルなどで無料で貸出されていたり、そもそも客室に備え付けられていたりしますが、Apple Watchの場合そうはいきません。
現状、専用磁気のワイヤレス充電器ではないと充電できないので忘れてしまった場合、現地で調達する以外方法はなさそうですね。
iPhoneとApple Watchに束縛される
何よりスマートフォンを持っている人は経験したことがあると思いますが、充電し忘れたときのやってしまった感を腕時計でも経験することになるのです。
Apple Watchも新型のシリーズが発売されるごとにバッテリーも改良されていて、普通に使っていれば2日間は充電しなくても使い続けることが出来ますが、それでもある意味スマホに加え腕時計からも拘束されるのは免れないのです。
3.通話機能は使えない
Apple Watchの便利な機能の一つがiPhoneにきた電話の着信が通知され、さらにはそのまま通話できるというもの。
しかしながらこれは使えない、というかあまり使う機会が無いです。
少し想像したら分かると思いますが、腕時計で通話するということは、相手の声が自分と周辺にいる人には聞こえるぐらいの大きさで再生されます。
これでは、周りに少し配慮しなければならないし、何より通話内容が丸聞こえなので積極的には使いたくなりません。
もしかしたらこの感覚は日本人特有のものかも知れませんが、使いづらいですね。
それに自分の声ボリュームがどのくらいが適正なのか、またApple Watchとの距離感も分かりづらく、最初は特にヤキモキしてしまいます。
ただ、誰からの着信があったのかがApple Watchをチラリと見るだけで確認できるのは確かに便利でして、着信があったからといって慌てることは少なくなりました。
Apple Watchでめちゃくちゃ便利だった機能まとめ
冒頭からApple Watchについてネガティブな感想を述べてきましたが、私のような特定の使い方をする人にとってはとても便利な腕時計として化けます。
1.究極のスポーツウォッチであるということ
もはやこの用途だけで購入を決意してもいいと思います。
スマートウォッチとしての機能はかなり便利でして、つけているだけで移動距離の計測はもちろんのこと心拍数も自動的に記録されます。
この機能、日常的なヘルスケアとしての役割に有効なのですが、私がイチオシする使い方が「Nike+Run Club」というアプリとの連携。
- 「Nike+ Run Club」との相性がとてもいい
- GPSと高度計内蔵
- 内部ストレージに音楽を取り入れる事ができる
- 耐水機能
これらのキーワードでピンときた人もいるでしょう。
ランニングをするときにめちゃくちゃ便利なのです!
ランニングやジョギングを趣味としている人はご存知かと思いますが、「Nike+ Run Club」というアプリはスマートフォンのGPS機能を使い、アプリを起動しているだけでランニングしたコースやタイムを計測してくれます。
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ポイントはこのアプリがApple Watchにも対応しており、iPhoneを持っていなくても単独での計測が可能であるということ。
これはGPSモデルでも問題なく動作します。
さらには、「Apple Watch」の内部ストレージに音楽を保存していれば、Bluetoothのイヤホンと接続して音楽を聞きながらランニングだって出来ます。
いままでは、せっかく走るのだから計測し、記録を残したかったので、iPhoneを持ってランニングに出かけていましたが、Apple Watchを購入してからは余計なものを携帯することなく、快適なワークアウトが実現しています。
2.Suicaなどの電子マネー決済
Apple Watchの便利な機能として紹介したいのが、Suicaなどの電子マネー決済です。
Apple Payのイメージが強いですが、実はSuicaもApple Watchで電子マネーとして使用することが出来ます。
私は基本的には車で移動することが多いので、本来の使い方である電車の改札ではあまり使用しません。
メインはコンビニの支払いです。
今まで電子マネー自体あまり使っていませんでしたが、Apple Watchをせっかく買ったので電子マネー決済デビュー。
わざわざスマートフォンや財布を出す手間が省け、決済のスピートが本当に早い!
個人的には、レジや券売機での電子マネーチャージが嫌いだったので、クレジットカードやLINE Payなどのプリペイドカード経由でiPhoneへチャージしてApple Watchで使えるのがストレスフリーでとても気に入っています。
さらには、クレジットカードやプリペイドカードでチャージするときにポイント還元できるものを利用することで実質1~2%ほど常にお得に買い物ができます。
まとめ:Apple Watchの必要性は?半年使ってみた本音
結局のところおすすめするのか、しないのかどっちなんだよ!という声が聞こえてきそうですが、実際に購入した私からすれば、購入をおすすめします。
Apple Watch Series 4 のGPSモデルがおすすめ
Apple WatchにはGPSモデルとCellularモデルの2種類から選択できますが、正直モバイルデータ通信機能は使わないので必要ないと思います。
特定の環境下(iPhoneが身近にない状況)で使う機会があれば検討の余地はありますが、GPSモデルに比べ金額も高くなりますので購入するのであれば、最新モデルである「Series 4」のGPSモデルですね。
過去発売されたものも購入できますが、Apple Watchは新型発売ごとに結構スペックが変わってきているので最新型をおすすめします。
2018年9月に「Apple Watch Series 4」が最新モデルとして発売されていますので、気になる人はAppleストアや家電量販店で1度現物を確認することをおすすめします。
参考リンク
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