先日、車が溝に落ちました。
それも左側両輪とも…
プライベートはもちろんのこと、仕事でほぼ毎日のように車を運転しているのですが、今まで事故には無縁でして、このままそんな出来事とは関係ないカーライフを送るとばかり思っていました。
目次
車のタイヤは突然溝に落ちる
普段は広めの道しか通っていないのですが、この日は約束まで時間が迫っていたので、あまり使わないショートカット(わき道)を使うことにしたのです。
わき道というぐらいですから、車が1台と半分ぐらい通れるような比較的せまい道なのですが、特に一方通行ではありません。
たまにその道を使っている車を見かけるぐらいで、ほとんど対面で道を譲り合うことはないのですが、この日は違いました。
対面から来ている車が路肩によってくれていたので、ササッと横を通り抜けようとしたら、スンッと車体が斜めに…。
アクセルを踏んでも動かなかったタイミングでようやく気がついたのです。
まずは落ち着いて車のタイヤと溝を確認し、状況を把握する
プライベートと仕事での運転を合わせると数万キロは運転しているのに、今まで自分一人の状況で事故や故障に遭遇したことがなかったので、さすがにパニック!
アタフタしていると、道を譲ってくれたおじさんが出てきてくれて、心配しに来てくれました。
そこでようやく我に返り、まずは状況を把握することにしました。確認したことは以下の3つ。
- 脱輪したと思われる場所の確認
- 異音がしないか確認
- 溝の深さを確認
脱輪したと思われる場所の確認
まずは、左前のタイヤ。
完全に溝に落ちていて、タイヤが中に浮いている。(溝の方が深い)
その次は、左後ろのタイヤ。
完全に溝に落ちていて、タイヤが中に浮いている。(溝の方が深い)
アクセルを踏んでも車がびくともしない理由が分かりました。
異音がしないか確認
エンジンは止まってなかったので、念の為異音がしないか確認してみましたが、いつもどおり。脱輪以外は。
ついでに車体の破損状況も確認しようとしたのですが、あまりのぞき込めず断念。
溝の深さを確認
これは後ほど電話した自動車保険会社の方と電話した時に質問された中のひとつで、どうやら状況を少しでも詳しく把握するためにも溝の深さも目安になるようです。
時間帯にもよりますが、溝に落ちてから救出されるまで、数時間かかることを見積もっておいたほうがいいです。なので、明るいうちに後続車に気を付けながら確認しておくことが大切そうです。
ちなみにこのときの溝の深さは30cmほど。
ちなみにこの状況を見た通りすがりのおじさんは、「こりゃダメだね!」といって去っていきました…。
現在地を確認しどこかに控えておく
僕はJAF(一般社団法人日本自動車連盟)に加入していないので、自動車保険会社に電話するしかなかったのですが、その会話の中で現在地について説明することになるだろうと思い、地図を確認。
自動車に関する様々な業務を取り扱うほか、オーナードライバーの権益を保護する目的で設立された一般社団法人である。
…
主な事業としては、故障救援(いわゆるロードサービス)のほか、国際自動車連盟(FIA)の四輪モータースポーツ統括団体(Authority Sport Nationale、通称:ASN)として、スーパーフォーミュラ(旧:フォーミュラ・ニッポン)など国内で行われる様々なモータースポーツイベントの公認を行っている(ただし、SUPER GTはFIA直轄のシリーズである)。
改めて自分の現在地を表現しようとしてもなかなか難しい。
もちろんカーナビやスマホの地図アプリでなんとなくの現在地は分かるのですが、詳細な住所までは意外とわからない。正直救援に来てもらうタイミングになっても住所の説明はできませんでした。
地元の人相手には、~にいく途中にある〇〇の道に~みたいな表現で伝わるのですが…。
おそらくはじめに連絡する保険会社の人は、土地勘のない人(他県からの対応)なので、地元の人にしかわからない説明では通じないようです。けれど、そのあと駆けつけてくれるレスキューの人は地元の人なので、よほど変なところで動けなくなってなければすぐ特定してくれるので大丈夫。
加入している自動車保険会社に連絡
さて、自分が置かれている状況を認識してパニックから我に返ったところで、自動車保険会社に連絡をして助けてもらいます。
僕が加入していたのは「SBI損保」の自動車保険。
サイトを確認すると、「SBI損保安心ホットライン」の電話番号が記載されてたので早速電話!
応対してくれたお姉さんに事情を伝えると、提携している地元のお助け隊がすぐに駆けつけてくれるとのこと。
ここで費用についての案内もありました。
外は寒いですが、幸い車内設備は故障していないので、若干斜めになるのが気になりつつも車の中で救援を待ちます。この時も後続車に分かりやすいようにハザードランプなどは必ず点灯させること。
最寄りのレッカー車が助けに来てくれるまで1時間
さすがに最寄りのお助け隊の方は、地元の人で何となくの説明で現在地を特定してくれました。
ホットラインのお姉さんに電話してからだいたい1時間ほど。
ただ、駆けつけてくれた人が物腰柔らかで仏かと思いました!
本当にありがとう!
ちなみに救出方法は、前輪に丈夫な鉄の板をはさみ、レッカー車でゆっくり引っ張ります。前輪が鉄の板を伝って脱出出来てきたところで、ハンドルを回し、若干車体を引きずりながら後輪も脱出させます。
後日発生した手続きや費用
この一連の出来事で発生した費用は0円
このために保険に加入していると言ってしまえばそれまでですが、今回は脱輪の際に速度がかなり落ちていたため、車体に故障がなかったのが大きいでしょう。
手続きもレッカー車で脱出した時に証明書に署名しただけで、他のやり取りはしていません。後日、保険の費用関係を確認してみましたが、特になにも変わったことはなかったので一安心。
今回の出来事からの学び
先入観には気をつけろ!
今回私が溝に落ちてしまったのには理由があって、対向車側の路肩を確認したときに、溝が無かったんです。
だから逆側にも無いだろうと思い込んで、ちょっと大きめに追い越そうとしたら脱輪してしまいました…。
もっとも、左側の路肩もチラリと確認はしていたのですが、雑草が茂っていたのもあって気づけませんでした。
もし僕と同じように、車のトラブルに直面してしまった場合
- 状況を確認
- 然るべきところに連絡する
- 自分でどうにかしようと思わない
焦らず、落ち着きましょう。